書評【ひろゆき 働き方完全無双】完全FIREしたひろゆき氏自身が言いたい放題完全無双。だから刺さる。

言わずとしれた旧2ちゃんねるの開設者。ここ最近は氏のコメントが毎日のようにYahooニュースの記事になり、直近の著書「1%の努力」もベストセラーです。

この「働き方完全無双」は2018年4月の出版なのでもう4年前かつコロナ以前になりますが、当時から主張は変わっていません。

「日本はヤバい」から始まります

言っているのは、日本だけがヤバいというより「進歩すると便利になる」ということに気づいたここ100年の人類の進歩が「競争に勝ってお金を稼げる人」と「競争に負けてお金を稼げない人」の二極化をもたらす結果、かつての先進国ほど今後経済的に苦しくなってくるサイクルに入る、という内容です。

二極化といえば少し前に

GAFAMT(Google,Alphabet,facebook(meta),Amazon,Microsoft,Tesla)の株価が東証1部2,170社の時価総額を超えたというニュースがありましたが、企業でもそうですし、国でもアメリカ・中国の勝ちが際立っています。

ひろゆき氏はこの著書を書いた4年前から既にフランスに拠点を移しており、今もフランスから動画を発信されていますが、ことごとく自ら成長の目を規制で積んできた日本に見切りをつけているのかも知れません。

仮想通貨やブロックチェーンの技術も、日本がうまくやっていれば今世界の中心に居たかも知れないのに、日本の「出るものを叩く」国民性と行政がその芽を摘み取ってしまったと述べています。以前書評「リクルートを作った男」でも、リクルート創始者江副浩正氏はアマゾンのジェフ・ベゾスのボスとして人生がクロスした時期があり、そこでも日本の「出るものを叩く」国民性が江副氏を葬ってしまいました。本当はGAFAMTは日本にあったかも知れないと思うと、残念でなりません。

あ、内容ですか?

ひろゆき氏の論調は4年前も今も変わっていません。あとは是非読んでいただければいいと思います。好き嫌いはあると思いますが、私は好きです。スカッとします。

FIREを達成していて(そんなレベルを超越していると思いますが)、日本に住んでいないからこそこれだけ自由な持論を言いたい放題、まさに「無双」状態で語れるのでしょう。

日本の政界にも、海外からリモートで、世界目線で日本はどう生き残るのかを考えてくれる政治家が現れたら面白いかも知れません。

たまにはヤバい日本を救うため自分に何ができるか考えて、より良い明日にしましょう!

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