「最初の3曲」CDアルバムベスト3(第1位U2ヨシュア・ツリー)

いよいよ1位です。

もともと、高校時代に出会ったこのアルバムが

「最初の3曲」ではダントツです。

当時も田舎に住んでいた私にとって、

最新の洋楽情報を仕入れるのは簡単ではありませんでした。

テレビ局も首都圏や関西圏と比べて少ないですし、

さらに洋楽を取り上げる番組が限られていました。

小林克也のベストヒットUSAか、

おぼろげな記憶ですが、

当時久米宏さんが司会をしていた

「ニュースステーション」(報道ステーションの前身番組)で

金曜にビルボードチャートを紹介するコーナーがあったんですよ。

洋楽をよくわかってなかったので、

ここで紹介されるアーテイストを聴いていれば

学校で一目置かれるだろう、という不健全な理由で、

ランクインしたアーティストを片っ端から聴いていました。

当時はMTVの全盛期で、

Michael Jacksonの「スリラー」

a〜ha の「Take on me」や、先日紹介した

Van Halenの「Jump」みたいなキラキラした洋楽が主流でした。

1987年にリリースされたこのアルバムは

「ニュースステーション」で初めて先行シングルの3曲目を聴き、

衝撃を受けて購入したものです。

ぶっちぎりの第1位 U2「ヨシュア・トゥリー」

これを言いたくて、この企画を思いつきました。

その前からU2はブレイクしていたと思いますが、

アメリカに憧れていた私は、アイルランド出身の彼らのことは

全く興味がありませんでした。

ジャケットからしてモノトーンで激渋。

1曲目 Where The Streets Have No Name

地平線を思わせるオルガンの荘厳なイントロに

ジ・エッジのカッティングギター、

アダムのベース、クレイトンのドラムがオーバーラップし

ボノの神々しいボーカルが加わる、壮大なオープニング。

正直、今まで聴いてきたバンドって何だったんだろう位

名アルバムを決定づけるカッコイイ曲。

2曲目 I Still Haven’t Found What I’m Looking For

タイトルからして、人生永遠のテーマって感じがします。

1曲目の余韻を受け、ボンゴのような民族音楽的リズムが始まり

最低限の音数ながら印象的なギターフレーズ、

「一歩一歩何かを探しながら進んで行こうぜ、迷いながら」

というメッセージが、英語ヒアリング能力ゼロだった当時の私にも

ビシビシ伝わる名曲です。

この曲の邦題は「終わりなき旅」

ミスチルが数年後、名曲「終わりなき旅」を産み出していますが、

この曲に少なからずインスパイアされているんじゃないかと

勝手に想像しています。

アルバムのジャケットにも、この「ヨシュア・トゥリー」を

オマージュしたような作品があります。探してみてください。

(私、ライブに行くほどミスチルも大好きです)

3曲目 With Or Without You

初めてこの曲聴いたときは、本当に衝撃でした。

宗教音楽?祈祷?のようなイントロから

アダムのベースがボンボンボンと入ってきて、

しばらくボノがとつとつと、歌というより、祈りをつぶやく。

当時の洋楽って、今の邦楽のように、キャッチーなイントロで始まり

AメロBメロっていうわかりやすいものばかりだったんですが、

この曲は3分位、盛り上がりそうで盛り上がらない笑

2分50秒あたりからようやく、エッジのギターを合図に、

ボノの魂の叫びが爆発。

それもわずか40秒ほど、サビの繰り返しはなく1回こっきり。

その後、エッジとアダムとラリーの3ピースの

最小限の激渋なセッションが1分続き、フェードアウト。

シンプルさ、音圧の強さ、かっこよさ、

文句なしのロックの名曲です。

レコーディング技術の違いなんでしょうか?

ボーカルも楽器も、

バンド4人全員の存在感が際立っている名アルバムです。

で、このアルバムが

「最初の3曲」で選ぶCDアルバムの第1位たる所以は、

4曲目以降は余り聴いてないからです(個人的感想です)。

iTunesにもこの3曲しか入れていない位です笑

かつ

私のネーム「u3」は「U2」への憧れからです。

ミスチル櫻井さんと同じく、U2にインスパイアされた私は

これからも事あるごとに

何度もこのアルバムの「3曲目まで」を聴くことでしょう。

ではまた!

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