【お葬式】もし自分のときもこうしたい。素敵な式に参列してきました。

会社の同僚のお母様が亡くなられ、お通夜に参列してきました。昨年12月にガンが発見され、すでに進行して手の施しようがなく、自宅で療養されていたそうです。

お通夜は通常の斎場で行われたのですが、まず違っていたのがお線香が焚かれていないこと。私はお葬式の線香の香りがどうしても好きになれず、喪服に残る香りで悲しい気持ちを引きずってしまいがちです。祭壇には仏花ではなく、春を彩る素敵な花々が飾られていました。そして焼香の代わりに、バラの花を献花するという、海外の寺院のようなスタイルでした。それだけでも前を向いて故人を送り出して上げられる気分になりました。

さらに式が始まると、お坊さんがお経を上げるのかと思いきや、スクリーンが下りてきました。続けて、故人ご本人が亡くなられる1ヶ月前に、参列される方へのビデオメッセージを撮っていたとの説明がありました。病院でかすかな望みで辛い治療を受けるより、自宅で家族に見守られて最後を迎えたいとのご本人の希望に加えて、何を残せるを考えた結果。息子さんに頼んでカメラを回してもらい、手紙を読む形でメッセージを遺していたのです。

親しかった友人ひとりひとりにエピソードとともに語りかける故人は、ここにいないのが嘘のよう、目の前にいるようでした。生前面識もないのに、思わず涙腺が崩壊してしまいました。

もし、私がいつか同じような時を迎えるなら、突然ではなくその運命がわかっていて少し時間が残されているなら、不謹慎と言われるかも知れませんが、このような素敵な式をお願いしたいと思います。

帰り道に一緒に参列した同僚と話をしたのですが、年賀状もやりとりしなくなり、友人とはデジタル(SNS)でしかつながっていない昨今、もし私が亡くなったら、家族はどうやって私の友人たちに連絡を取れるのでしょうか?

そもそもお葬式自体やらなくてもいいかな?

でも亡くなったことくらいは手紙で知らせたほうがいいよな?

でも住所わからないから知らせようもないよな?

家族にスマホの暗証番号を教えておいて、SNS上の友達に代わりに伝えておいて、って感じが現実的でしょうかね?

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