【伝える力】スピーチトレーニングkaekaで3ヶ月学びました 

「校長先生の話って、ほぼつまらない」

どうもうーさんです。久しぶりの投稿になります。

実は4月から3ヶ月間、濃密な学びをしておりました。スピーチトレーニング「kaeka(カエカ)」というスクールです。(このブログ、アフィリエイトはないので、企業案件ではありません)

今まで50年以上の人生で、ずっと「話すこと」に対しコンプレックスを持っていました。大勢での前でのスピーチだけでなく、少人数グループの打ち合わせでも。どれだけ話すことを準備して、メモって、その通りに話しても、伝わった実感が持てない。

よく歓送迎会で「乾杯の発声」任されるじゃないですか。あれで盛り上げられた記憶がない。社内の打ち合わせでも、自分より大したことを言っていない(と思われる)意見でも、話し方で主導権を奪われてしまう。

さらに1年前から携わっている今の事業では、「人に伝える」こと自体がコア業務です。

漠然と「何とかしなきゃ」と思っていたところ、今年の1月末、いつも見ているYouTubeチャンネル「PIVOT」でスピーチトレーナー千葉佳織さんの回が配信されました。

私も「話し方」の本は過去何冊も読んできました。しかし千葉さんの話は、そのどれとも違う。小手先のテクニックや言い回しでなく、「伝え方」が主なのです。何より、彼女の話には説得力、意志を感じました。

彼女が主催するスピーチトレーニングスクール「kaeka」の説明会に即参加を決め、4月から始まる3ヶ月のスクールに申し込みました。

腹式呼吸に始まる発声訓練から、話の要素、構成、動作などをプロのトレーナーから段階的に学びます。スピーチ演習もハードです。「えーと」とか「あのー」(専門用語では”フィラー”と言います)というと、強制的に切られます。

隔週でのグループレッスン、オンラインでのパーソナルレッスンを経て、3ヶ月後にスクール生・トレーナーの見守る中、「成果発表会」という名の、ステージ上での5分間スピーチ(もちろんカンペ、スライドなし)が卒業課題です。

3日前にそれを終え、ほっとして今このブログを書いています。

学んだことは沢山ありますが、私に大きかったのは「自己開示」についてです。うまい話し方をしても、「自分」という人間が伝わらなければ、伝わらない。

まず、自分の人生を、生まれた時に遡って書き出すよう言われました。次に、その時々の行動に、どんな考えから至ったのか。自分の価値観はどこから生まれてきているのか、徹底的に向き合いました。

弱みであったり、悩みであったりも当然あり、曝け出す。相手も意識をこちらに向け、メッセージも強くなる。そんな当たり前のことを50年以上、私はできていなかったのです。

今後私には、スピーチ大会などで披露する機会はありません。

しかし、仕事でも日常でも、「コアメッセージが何で、それを伝える要素はどれ?」みたいに「話しながら考える」ことが自分でも明らかにできるようになりました。自分の思っている3倍は感情や強弱を乗せないと、伝わらないこともわかりました。

修了して言えることは、kaekaは日本で唯一無二の価値をもった「伝える力」を学べるスクールということです。

決して安い自己投資ではありません。

でも周りを見回してください。「えーと」とか「あのー」ばかりで、何を言っているかわからない上司・同僚、あるいは政治家だってそんな人ばかりですよね。それに対し、感情を揺さぶりコアメッセージを届けられるとしたら。伝える力は、人生100年時代に、マストな要素だと思います。

このチャレンジは、私の人生に大きな1ページとなりました。これまでと違うフィールドで、自己投資して、知らないことを学ぶ。これからも続けていきます。

最後に、一緒に受講したメンバー。年齢も職業も地位もバラバラですが、一生お付き合いしたい素敵な方ばかりでした。これも、社外で学ぶことによる大きな財産です。

興味を持たれた方は、千葉佳織さんの著書「話し方の戦略」(プレジデント社)を読んで見てください。目からウロコですよ。

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