Kevin King(Chandana Perera)によるPixabayからの画像
50代の常識や価値観、普通だと思っていませんか?
ギャップを埋めるのに必要な考え方がわかる名著です。
最近20代と仕事をする機会が増えました。
ここで政府統計より2020年の人口分布を見てみます。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
少子化問題が一目瞭然、かつ50歳前後と20歳前後の人口は倍近い差。
ギャップを感じる時って「⚪︎⚪︎歳離れているから」と年齢差だけ見ていませんか?
そこじゃなくて育ってきた時代が全然違うんですよ。
筆者は生まれた年別に分類しています
1947-1949 | 団塊世代 | 戦後のベビーブーム、学生運動 |
1950-1965 | シラケ世代 | ノンポリ(政治関心なし) |
新人類 | 〃 | |
1966-1970 | バブル世代 | 消費意欲、恋愛一辺倒 |
1971-1974 | 団塊ジュニア | 私の世代 |
1975-1986 | ポスト団塊ジュニア | 就職氷河期・経済格差 |
1987-1996 | ゆとり世代 | 競争しなくてよい? |
1997-2009 | Z世代 | 焦らず居心地良く |
2010- | アルファ世代 | デジタルネイティブ |
私は1971年生まれですが、バブル世代直後の「団塊ジュニア世代」となります。
3つ上にバブル世代の兄がいますが、ディスコ(懐かしい)を貸し切りよくパーティーしていたのを冷ややかに、羨ましくも見ていた記憶があります。
逆に私より下の世代「ポスト団塊ジュニア」は就職氷河期のイメージが強く、優秀な後輩の聞いたこともない就職先に驚くことがよくありました。
今思えば、年の差ではなく世代の差なんですね。
アルファ世代は初耳ですが、一番はZ世代とのギャップ。
20代と接する際の世代理解が重要かも知れません。
①まだ日本はアジアNo.1ブランドだよね
②SNSといえばLINEとFaceBook
③若者よ。何でPCできないの?
おそらく20代=Z世代に言わせると
①テクノロジーは中国に負け、エンタメは韓国に負け
日本はアニメくらい?(でも日本が大好き)
②FaceBookはおじさんたちのもの
インスタでしょ(同じメタですが)
③スマホで何でもできます
最近アンラーニング、これまでの概念を一旦リセットすべしと言われます。
我々がリセットすべきは自分世代の価値観かもしれません。
この価値観が世界に対し急速に競争力を失った原因?
リスキリングポイントを絞るとエンタメとテクノロジーでしょう
①テクノロジーは中国に、エンタメは韓国に負け日本はアニメくらい?
Tiktokは中国、LINE・BTSは韓国、アニメは一部マニアだけ。
日本は幸せで安全な国だが、世界には遅れてしまったことを理解。
②FaceBookはおじさんたちのもの、インスタでしょ
利用者層・特徴・違いを理解してどちらも使いこなせるようにする。
マーケティングもアプローチを変える。
③スマホで何でもできます
新たなデバイスはケチらず、Z世代が使っているツール・アプリは取り入れてるべき。
アンラーニングといえ、自分のルーツは忘れようがありません。
反面教師で認識するバブル世代の見栄・ミーハー的消費意欲もわかります。
あいみょん、東京リベンジャーズ、SLUM DUNKなど団塊ジュニア文化をルーツとした「親子消費」「友達親子」という新しいマーケットも登場しています。
真夜中のドアやRIDE ON TIMEのようなニューミュージックがZ世代や世界で脚光を浴びる現象も見られます。
これら世代間ギャップを使いこなし新たなビジネスやマーケットを生み出せる可能性を、我々は持っています。
本著にはそれ以外世代も含め詳しく説明されています。おすすめです。