【書評】限りある時間の使い方 (オリバー・バークマン著) 時間術・仕事術の行く先に意味はある?人生あと何週間?

皆さん、自分が社会人になったころを思い出してください。

仕事のスピードは何倍にもなっていますよね?

でも、今いったい何をやっているんでしょうか?(笑)

効率化のプロフェッショナルであった著者が、そんな極めてシンプルな問題提起をする一冊です。

わかりやすいのはメール。毎年倍々になっている気がしますが、メール一本あたりの重要性はどんどん薄くなっている気がします。

そのどうでもいいメールを返信すると、返信が戻ってきて、さらに倍になっていくというループ。

職場ではあれこれ仕事を工夫し、マルチタスクをこなし、ガンガンメールを返信し、昔の何倍も仕事をしているような気がしていますが、自分は本当にやるべきことをやっているんでしょうか?

プライベートでもスマホやYouTubeに無意識に時間をとられ「忙しい」と言っている矛盾。

私は今51歳、もし80歳まで生きられるとしてもあとざっくり1500週間しかありません。いや、いつ何があるかわかりませんのでもっと短いかも。

私の心に残ったのは以下3点

1.時間のうち自分の取り分をとっておく

1日の最初の1時間は最も大事なことに

2.進行中のタスクは3つに絞る

その他、重要度小or中のタスクは捨ててもいい

3.人生は今しかないと思え

旅行や美術館に行ってスマホ写真に専念?実物を見ようよ。

後でSNSに上げる方が大事?あらゆる瞬間は最後の瞬間かもしれない。

翌朝になると、指示報告メールが沢山溜まっているんでしょうが「限りある時間の使い方」を思い出して、自分がやるべきこと、やりたいことに立ち戻りたいと思います。

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