前回【楽天レバナス買ってみた⑦】より続き
まずは2023年12月8日時点での評価額から。
前回「楽天レバナス買ってみた⑦」から少し改善。
ふと思ったのが「2年前並みにNASDAQ戻してんじゃね?」
2021年12月とほぼ同じ水準に戻ってますよね。
なのになぜマイナス25.25%?
さらにこの2年で円安が進んでいます。
およそ115円→145円と円ベースでは「プラス26%」
感覚的にはNASDAQが元の水準に戻り円安効果が26%なら
少なくとも含み益プラス20%?
→なぜマイナス25.25%・・・
解説します。
1.下落局面にめっぽう弱い
2.ボックス相場も苦手
3.さりげなく為替ヘッジ商品・・・
1.下落局面にめっぽう弱い
これはタイミングが悪かったのですが、NASDAQチャートの通りジェットコースターの頂上で買い、マイナスのレバレッジで倍のスピードで半値以下へ。その後回復基調になるのですが、ここでマイナスの複利効果。
例えば元本100が70になり(マイナス30)再び100に戻る局面を考えてみましょう。
通常70から100に戻すには70%×143%で済みます(これも大変ですが)。
レバナスの場合元本100がまず倍のマイナスで40になる(わかりやすく一気に下がったと仮定)。レバレッジで143%の2乗の推進力があっても(乱暴な計算ですが)元が40だから40✖️1.43✖️1.43=81.8にしかならない!
2.ボックス相場も苦手
範囲内で上下を行ったり来たりする相場、いわゆる「ボックス相場」では行って来い(死語)で意味のないレバレッジ商品は、高い手数料を費消するだけ。
3.さりげなく為替ヘッジ商品・・・
これはノーマークでした。レバレッジかけて勝負している商品なのに、ひよって為替ヘッジしていることに気づきませんでした。まさに踏んだり蹴ったり。
1.上げ局面
逆にそれ以外は、負ける。
2.短期投資
上げ一方の局面は読めないし、上下を繰り返し緩やかに上がる長期投資では、高い手数料も含め勝てない。
レバレッジ型が長期投資に向いていないことは、今回新NISAの対象商品(つみたて投資枠・成長投資枠)から外れたことで証明されています。旧NISA(一般投資枠)は最長5年だったのでワンチャン許されていたのかも。
ジタバタしても仕方がないので、変わらずほったらかします。こうやってブログのネタにもなりますし、色々な商品の値動きを見ることは勉強にもなります。
次の色モノ商品は「インド株式インデックス」?