【職場のリスキリングを考える】DXを言い過ぎる余り「わかりません」が素直に言えない時代もリスキリング解決!

職場に新入社員と3年目の社員がいます。我々の新入社員時代は、上司は夕方になるとシェーバーでヒゲを剃り始め(もちろん職場のデスクで)18時ごろには飲みにでかけていた印象が強烈に残っています。

昔はもちろんパソコンが1人1台あるわけでもなく、メールもなく、物理的に追われる仕事はなかったので、ゆっくりマニュアルを読み込む時間がありました。一方、今の新人たちは残業も許されず、出社から退社まで一息もつかず働き続けていて、メールやLINE、携帯電話に急かされ、反射神経だけをやたらに要求されているように見えます。勉強しようとしたら時間外か土日しかないですが、時間管理で自由に会社のパソコンは使えないので、結局「知ってるフリ」でやり過ごしているのではないでしょうか?

先日、若手社員に匿名でアンケートをとってみたところ、仕事の基本中の基本を実は知らずに、日々求められる応用編だけを「知ってるフリ」でこなしていたと告白してくれました。

過去何回か投稿にしているテーマ「リスキリング(=Reskilling):学びなおし」ですが、我々世代自身だけでなく、新人若手に対し、基本の「リスキリング」をサポートしてあげるのが、実は非常に大切だと思います。それには誰もが検索エンジンで何でも調べられる時代でも「知らない」ことはたくさんあることを認識し、「わかりません」と素直に言える環境が素敵だと思う今日このごろです。

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