【50代でやっておくこと】遺言を書いてみよう

先日、母が亡くなりました。77歳でした。10年前から老人保健施設にお世話になっていましたが、コロナ禍もありここ2年以上面会できていませんでした。この3月末に久々に面会できる機会があり、その時は1か月も経たずに亡くなるなんて少しも思っていませんでしたが、不思議なことに生まれてからこれまでの感謝を伝える流れになりました。

母の死は急なことであったため、兄とどうしようか慌てる中、3月に実家に寄った際に見つけた母の遺言の手紙(2010年に書かれたもの)を思い出しました。

母の遺言の要旨

1.葬儀は家族葬にすること(葬儀社の指示もあり)

2.葬儀費用の目安について

3.香典は受け取らないこと

4.遺影の写真の指示

5.親戚・知人への知らせ方

これには本当に助けられました。亡くなった後のことまで明確な指示をしてくれた母、すごい人だったと思います。

遺品を整理する中で昔の写真がたくさん出てきて、これまでの人生を振り返りました。

私は片田舎で、自動車部品メーカー勤務の父(享年58歳)と、主婦の母の間に生まれた平凡な人間です。その後父は転職し、母は喫茶店→居酒屋経営をすることで、私を東京の私大に送り出してくれました。

私はこのブログ上で副業とか起業するとか言ってますが、よく考えると父や母は40代でとっくに転職や起業(それも30年以上前に)をしていたことに気づきました。平凡な家庭だと思っていましたが、父は新しもの好きで、PCや音楽に関するものは躊躇なく与えてくれましたし、母は圧倒的なコミュ力で繁盛店を切り盛りしていました。

そんなDNAは兄と私に受け継がれていて、自分の子供や孫にも、また関係するすべての人に伝わっていくんだろうなと思います。そう考えると、今を悔いなく生きること、自分らしく生きようと思いを新たにしました。

今回、母の教えもあり「遺言」をしたためておこうかな、と思います。自分の価値観、何を残したいのか、誰に感謝したいのか。そんな頭の整理の中で、今何をすべきかも見えてくる気がします。

偉大なる父と母にあらためて感謝します。

本当にありがとう。心から尊敬しています。

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