【NHKクローズアップ現代】デジタル介護の最前線を紹介していました。DXを優先すべきはこの分野では?

企業でDXの波が押し寄せていますが、効率化の名のもとに現在人間がやっている仕事を奪う印象が大きいと感じます。一方、介護現場では大きな期待をもって迎えられているようです。

今日のNHKクローズアップ現代での話題

高齢化の加速とともに介護現場では、2035年に完全に人手不足になると予測されています。現在の介護は経験とカンによるところが多く「やはり人間でなくては難しい」という意見も多いです。

一方、非常に手間のかかる介護日記の記録をデジタルデータで代替することで、ヘルパーの皆さんの大きな省力化につながるそうです。入居者がしっかり眠れているか?ベッドを離れ徘徊していないか?をデジタルデータやロボットによって見守る役割や、コロナ禍において施設内で自動で消毒をおこなったり、入居者のヘルプをする機能など、可能性は大きいと思われます。

ただ、現場でもデジタルに精通している方が多くなく、導入しても宝の持ち腐れで導入加速には至ってないようです。

先日メタバースの話題を取り上げました。

ビジネスやエンターテインメントにおける活用もいいですが、このような社会の喫緊の課題である「介護」へのメタバース活用は面白いんじゃないかと思います。

まだ考えたくないですが、自分が介護されることになった時、できるだけ周囲の人間に迷惑をかけたくないと思います。ただ介護施設にお世話になって家族との繋がりが少なくなってしまうのも寂しい、という相反する思いを抱くと思います。

メタバース(仮想空間)を通じて、なるべく物理的な負担をかけずに、家族からの遠隔操作でロボットにケアをしてもらう、という仕組みはお互いにとって健全かも知れません。

というのも、私の母は5年以上前に老人施設に入居していますが、遠隔地であることと、コロナ禍の感染防止のため、2年以上会うことができていません。メタバースによる介護が一般化すれば、離れていても自分の手を動かすように家族をケアできて、親孝行をデジタルを通じ再開できるんじゃないかとも考えています。

何回もブログでつぶやいていますが、DXでブルシットジョブを増やすより、DXをこういった社会問題に優先活用できないか今後も考えて行きたいと思います。

デジタルの本当に有効活用を考えつつ、よりよい明日にしましょう!

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