ポンジ・スキームは不滅?西山ファーム事件。

先日、岡山県の観光農園「西山ファーム」の幹部が

「桃を購入してくれれば、転売して

 購入代金に配当を上乗せして返金する」

と言う謳い文句で、130億を集めた

マルチ詐欺で逮捕されました。

んなアホな。でも

この手の話は、何時になっても無くならないですね。

出資された金は運用されるでもなく、

従来の出資者への配当金として消えるだけ。

日本で言う「ねずみ講」

一般的には

1920年代に天才詐欺師「チャールズ・ポンジ」が

発明した手法として、

「ポンジ・スキーム」と呼ばれています。

冷静に考えれば、引っかかるはずないのに

なぜ、100年経った今も、この手の詐欺に

ひっかかる人がいるのでしょう?

従来は、友人から

「ここだけの話」と持ちかけられ

信用して、あるいは断りきれず、といったパターンが

多かったようですが、今回のケースはそれに加え

芸能人がSNSで取り上げたことで、

信用してしまった人もいたとのこと。

ここだけは今どきですね。

昭和45年世代も、いつか退職を迎え、

ちょっとした退職金を受け取ることもあるでしょうが

「ここだけの話」は信用ならんですね。

そんな儲かる話なら、

融資を引っ張るなどしてでも、

自分だけで享受すればいいじゃん、と普段ではと思うのに、

冷静な判断ができなくなる理由や、瞬間があるんでしょうか。

昔、A銀行で住宅ローンを借りて、

一旦B銀行に振り込まれた直後、窓口で待っていたら

面識もないB行員から、支店長室にお招きを受けました。

(もちろん「住宅ローン融資です!」と断りましたが)

これも「えっ、支店長?」と舞い上がって

手数料の高いわけわからん投資信託や、変額年金に

突っ込んでしまう人が未だにいるから、

成り立つ手法なんでしょうね。

まぁ、詐欺とまでは言わないですが

「ハゲタカ・スキーム」とでも名付けましょう。

早期退職を決意した同僚や、

未来の自分に、改めて言っておきましょう。

「ここだけの話」なんて、どこにもないぞ!

それでは、また明日!

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