衛星放送の｢左旋｣｢右旋｣ご存じですか？４Ｋ/８Ｋ放送普及がマンション管理組合のトラブル火種に？

私は分譲マンションに住んでいます。先日管理組合から

「左旋」放送受信に関するアンケートなるものが配布されました。

早速、調べてみました。

素人なりに簡単に説明すると、

これまで使ってきた電波（右旋円偏波）では容量が足りないので、

既に「左旋」を使っている主なチャンネルとしては（2021年11月現在）

があります。

で、何が問題かというと、

少し前の衛星放送受信設備では「左旋」を受信できないこと

例えば、4Kテレビを買った住人が

「よーしWOWOW 4Kを契約して楽しむぞ！」と思っても

住まいの受信設備が対応していなければ、残念ながら見られないことになります。

戸建ての場合は、自ら左旋対応のBS/CSアンテナ等を購入して、

個人の自由で付け替えすればよいのですが、

①共同アンテナ②分配器③ケーブルなどの配線などを交換するなど

結構な規模の工事が必要となり、

そこで今回のアンケートに至ったとのことでした。

4K/8Kテレビも4K/8K放送も普及はこれからですが、

コロナ時代の巣ごもり化、5Gが加速する現状を考えると、

そう遠くない時期に、一気にユーザーが増加するでしょう。

ただしマンションの住人は老若男女バラバラですので、

「NHKしか見ないのに、一部の物好きの為にそんな費用は払わん！」

みたいな方は結構いらっしゃると思います。

この問題に気付いたマンション管理組合では、

同じ様に頭を痛めることになっていくのでしょうね。

ただし、受信設備の交換以外にもう一つ解決方法があり、

もし、マンションがケーブルＴＶ回線を引き込んでいる場合は

左旋チャンネルに対応するケーブルＴＶ会社に変更することで

もう少し費用を抑えて、視聴可能な環境を構築できるようです。

また比較的築浅のマンションであれば、

最初から左旋対応の受信設備が設置されている可能性もあります。

気になる方は、お住まいのマンションの管理会社に

問いあわせてみてください。

それでは、

まず行動して、よりよい明日にしましょう！