高齢者を置き去りにしないデジタル社会の実現。架け橋を渡すのは誰だ?

DXだメタバースだと、あっという間に新しいキーワードが現れ、一般的になっていくこの時代。デジタルに慣れ親しんだ人にとっては便利になりますが、疎い人は取り残される一方です。

いわゆるデジタル・ディバイド

一般的には高齢者の方が取り残されがちです。近所に子供など家族が住んでいれば、わからなければ呼んで教えてもらえばいいのでしょうが、特に地方では子供も独立して遠隔地に住んでいるケースも多く、誰を頼ればいいのか難しいところ。

電気屋さんもそこまで付き合ってくれないでしょうし、ファイナンシャルプランナーでは大袈裟すぎるし、携帯電話ショップが少し近いかもしれませんがスマホ以外は専門外かも。

「かじがや卓哉」という芸人をご存知ですか?

私が好きな「アメトーク」の「iPhone芸人」として一躍有名になった方です。芸人と言っても、ネタや面白いことを言うのは聞いた事がありません。が、とにかくスマホや家電の知識が広い。よしもとのデジタルに疎い芸人が、新しいスマホを買ったら彼に設定を頼み、新しい家電を買う時は彼に相談し、家電の配線がわからなかったり故障をしたら彼を家に呼ぶそうです。

YouTubeでは「かじがや電器店」というチャンネルを開設し、登録者数が なんと53万人を超えています。

このポジションはビジネスチャンスではないでしょうか?「将来AIに置き換わる仕事」がよく話題になりますが、そもそもアナログとデジタルをつなぐジョイント部分であれば、必ずアナログが残るわけです。

また「(弱者を)誰も取り残さない」というSDGsの要素もあるため、社会貢献にもなる上、適正なフィーであればコンサルティング契約も可能になり、ビジネスとしても成り立ちそうな気がします。

本業としないまでも、かじがや君のようにこれを売りにして、本業での差別化に活用するのもアリだと思います。地銀や信用金庫もこういった人材を育成して窓口に配置すれば、プラスになるのでは?

特技を社会課題解決に活用する方法を妄想して、より良い明日にしましょう!

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