故あり、取引先の外国人技能実習生の採用面接に
立ち会う機会をいただきました。
取引先は自動車整備業で、募集するのは
近年は3Kと敬遠され、国内では採用の難しい自動車整備士。
志望するベトナム人の人材(20歳〜23歳の若者)から
橋渡し管理団体(昨今ニュースに登場するいい加減な先ではない)
を通じ採用する面接でした。
今どきですが、zoomで日本とベトナム各地の応募者をつなぎ
6名から2名をその場で選び、内定通知まで行うもの。
私自身の子供がつい先日まで、同じように就活を行っていたので
つい親目線での参加でした。
よく言われることですが、ベトナムの若者は本当に真っ直ぐで、
家族思いで、3年間片道切符の制度にすべてを賭けて飛び込もう
という決意が現れていて、心をうたれました。
私も、何度も新卒採用の面接官をしたことがあるのですが、
ある意味、騙し合いのような面接に辟易したものです。
今日、スクリーン越しに話した彼らは、どんな質問にも
嘘偽りなく(と信じます)、有利不利を計算することなく
すべてをぶつけてきました。
たどたどしい日本語も、努力の証として、胸に刺さりました。
今、自分がこれだけ真摯に自分の仕事に向かえているか
改めて問う、非常に貴重な体験となりました。
採用になったお二人、春に会えることを心より楽しみにしています。