【書評】「 減塩より減糖 人生を変える!血圧の新常識」有馬佳代著 最近血圧が高いので実践します

定期的に行っている献血の問診で、医師から「血圧高めですね」と言われました。以前、在宅勤務時の高血圧は「朝+ストレス+運動不足」という医師の見立てでしたが、今回は日曜日の夕方かつランニング後だったのでどれもあたらず。いよいよ真剣に高血圧対策を考える時期に来ました。

私は身長180cm67kgというどちらかといえば「やせ型」体型なので、肥満が原因ではないと思っています。

目に止まったのが本著。とかく健康の本は、著名な医師の先生が書かれていて、学術的用語が沢山あってとっつきにくいですよね。この本の著者、有馬さんはアメリカでも活躍されている管理栄養士の女性で、専門用語をなるべく使わずに書かれているので、とても読みやすかったです。主に「食」のアプローチから高血圧予防対策を述べられていおり、今後の私の食生活改善のため、備忘録として記します。

減塩よりも減糖

高血圧はまず塩分を減らせ、と言われますよね。ナトリウムが血液中の水分を増やし、血管を流れる血液量が増え高血圧につながるという理論。本著では、もちろん塩分は少ないに越したことはないが、摂取前後に十分な水分を摂ることである程度血圧の上昇は抑えられるそうです。

一方、多くの食品・飲料に含まれている糖分が問題のようです。もともと人間はサバイバルのために体で糖を作ったり、蓄えたりする機能を持っていますが、現代社会に生きる◯ぬのサバイバルはありませんよね。サバイバルがなく糖は減らないのに、外部からどんどん糖分を摂っています。砂糖の半分は血糖値を上げるぶどう糖、半分は血圧を上げる果糖ですから、成人病まっしぐら!

高血圧を予防する10の法則のうち主なもの

1.正しく水を飲む

2.空腹時のジュース、脱水時のビールはNG

3.野菜は種類豊富たっぷり摂る

4.隠れ砂糖に騙されない

5.週末の運動より毎日の座り方

1.正しく水を飲む

「目覚めの一杯」脱水と交感神経の刺激を抑え血圧上昇を抑えてくれ、「食前・食中に一杯づつ」塩分の吸収を緩和してくれるそうです。

2.空腹時のビール・ジュースはNG

缶コーヒー250mlには砂糖25g(小さじ8杯)が入ってます。他のジュースも同様。恐ろしいです。運動後など脱水状態では浸透圧が高くなり、肝臓での尿酸生産ラインが全開。そこにプリン体の塊であるビールを送り込んだら大変。

3.野菜は種類豊富たっぷり摂る

血管を守る葉酸とともに、血管を柔軟にする一酸化窒素(NO)の素になる硝酸塩(NO3)が豊富。野菜って間違いないんだよな。

4.隠れ砂糖に騙されない

料理を楽ちんにしてくれる調味料(ドレッシング、ソース、めんつゆ、みりん風調味料)には糖分がたっぷり。少し値は張りますが「本みりん」には果糖が含まれないのでおすすめだそうです。

5.週末の運動より毎日の座り方

1日のほとんどを座って過ごす人が、座る30分を「30分の中程度の活動」に置き換えると死亡リスクが35%という実験データがあるそうです。20〜30分に2〜3分筋肉を動かすことで、高血圧を含む心臓血管病のリスクが軽減!

高血圧に効く食品

1.アボガド

2.アーモンド

3.青魚

4.エゴマ油・アマニ油

5.本みりん

6.ゴボウ

7.葉物野菜

8.玉ねぎ

9.大麦

10.納豆

2.3.7.10は結構意識して摂っているんですがねー。その他も試してみます。

書評というか、本のエッセンスを書かせていただいた感じですね。申し訳ありません!本著に解説が本当にわかりやすく書かれていますので、是非一家に一冊オススメいたします。

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