2023年4月17日、アップルがゴールドマンサックスと組み米国で預金事業を始めました。
発表された利回りはなんと年4.15%!
これ普通金利ですよ。しかも上限10万ドルまで可能。
日本の銀行・信金などでよくある例(年1.0%:ただし3ヶ月定期)のような見かけ客引きキャンペーンとは訳が違います。
対象はアップルのクレジットカード利用者に限定されますが、例えば100万円を預けると1年で104.15万円(税引き前)という破壊力です。
確かにアップルほどのブランド力があれば、資金調達を直接行うことは合理的ですし、ハードだけでなくソフト、サブスクサービス、さらには金融商品まで含めたアップル経済圏で稼ぐビジネスモデルを考えれば、至極当然な今回の発表といえます。
現在アップルの収益源はハードからサービスに移りつつあります。ハードは行き着くところまで行った感あります(2年前に買ったM1MacBookで何の不自由もない)が、サービス拡大はまだまだ余地があります。
危機感を覚えるのが金融機関
この金利に追随するのは無謀ですし、ブランド力は敵わない。おまけにスマホという最強のプラットフォームを抑えられてしまい八方塞がりに見えます。だからゴールドマンサックスも対抗せず、同じ陣営でサポートするポジションを取ったののかな。
今回は預金の話ですが、簡単に思いつくのが証券、保険(生保・損保)などへの展開。
先行きガクブルです((((;゚Д゚)))))))
未だキャッシュレスが進んでいないオールドプレイヤーは待ったなしでは。
いずれにしても、プラットフォーマーとならねば5年先10年先の展望が見えない金融機関。
今回のアップル預金のニュースはその号砲に過ぎません。
早くこのサービス、日本に上陸しないかなぁ。