書評「人と仕事が動き出す!Web会議とメールの技術」

齋藤孝 著  主婦の友社

最近、部下から「これからどんな能力が大事ですか?」

と聞かれる事が多いのですが、DXとかは置いておいて

「書く力が一番大事」と即答しています。

日々メールの件数が増えていませんか?

感覚的には業務のほぼ半分がメールで行われています。

メールは、発信する人の能力がモロにでるというか

件名

開いた時の文章全体のイメージ

この2つだけで、その人のセンスがわかり

読む気が出るか、失せるかが決まってしまいます。

若い世代は、SNSなどで短くて簡潔な文章作成に

慣れていると思いきや、意外にビジネスメールになると、

ポイントがぼやけた、重複の多い内容になりがちです。

と言っている自分のメール能力も心配なので(笑)

本書を手にしてみました。

260万部のベストセラーとなった「声に出して読みたい日本語」

の著者で、TVでも活躍されている明治大学教授 齋藤孝さんです。

本書でも、メール力とビジネス力はイコールとの前提のもと

以下のようなメールのヒントを述べられています。

①人のメールにおける違和感を分析して自分のメールに活かす

②文章ミスは取り返しがつかない

   必ずミスがある前提で、つぶやきながら一度読み直し、修正。

③伝えたい要件は予め箇条書きし、本文も箇条書きで。

④ストップウォッチでメール作成時間を測る。

   短いもので2分、長いものでも5分。

⑤情報共有だけでなく、意思決定もメールで完了

   会議をメールで代替してしまう

当たり前のようでいて、参考になるものが多かったです。

本書では、Web会議のスキルについても述べられていますが

バイきんぐ小峠英二さんの「なんて日だ!」が理想

「。」「、」「!」をイメージして、しっかり言葉を区切る

というのがわかりやすくて、使えそうだと思いました。

それではまた、よりよい明日を!

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