週休3日制は働き方改革の救世主か。まだまだ日本では何かとトレードオフが前提?

Darkmoon_ArtによるPixabayからの画像

昨日のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で週休3日制を取り上げていました。

アンケートによると、社会人が望む最も理想的な働き方は「週休3日制」だそうです。

昨日のWBSでは、ある住宅建設会社が新たなチャレンジで、週休3日制を実現した取組を紹介していました。

1.数千万円をかけてクラウド設計図を導入

設計変更時に協力会社とのやりとりに要する時間・事務コストを大幅に削減

2.建設スケジュールのクラウド管理

作業員の休暇のズレによる待機期間を削減

また同社は、パソコンを18時に強制的にロックして、残業を物理的になくし、

時間管理の意識改革を行うなどで、生産性向上にもつなげているそうです。

根底にあるのは「プライベートの充実が仕事の充実にもつながる」という理念。

一方、少し前に

みずほフィナンシャルグループが週休3日制導入

とのニュースがありましたが、残念ながら簡単に言うと給料も4/5になるとの制度だったと思います。

根底にあるのは「休みが増えても生産性は変わらない。単純に労働時間が減るぶん生産量が下がる。」とう考え方なんでしょう。

あの松下幸之助さんは、戦後の1960年に他の日本企業に先駆けて「週休2日制」を導入して、松下電器産業(現パナソニック)を世界的企業に押し上げました。もう60年前のことです。

もちろん、優秀な人材を確保する観点でもあったでしょうが、四六時中仕事のことを考えているより、本業を離れ、副業や旅行・勉強など「知の探求」をすることが、本業のプラスとなることまで想定されていたのでしょうか?

テレワークの普及により、会社に組織のメンバー全員が揃わないことが日常になっている今、「週休3日」を実現する事自体はハードルを低いと思いますが、「給料減額」とトレードオフせずに実現する企業はどれだけ現れるのでしょうか?

また日本特有の文化である「終身雇用」とのトレードオフになる可能性もあると思いますが、いずれにしても実力があれば、よりよい条件で働く権利を得られることは間違いないようです。

週休3日でなくても「知の探求」は可能だと思います。

我ら50代も平日の早朝・夜、土日祝日をうまく活用していきましょう。

それではまずは活動して、より良い明日を!

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